香りのデンドロ原種！

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農場だよりです。

あまり見かけないデンドロの原種が咲きました。

Dendrobium heterocarpum

スンと吸えば吸いきってしまうような控えめな香りの量ですが、いわゆるノビル系デンドロ原種では珍しく良い香りがあります。

例えがたい香りですが、フルーツのような石鹸のような...近い花で言うと東洋蘭系のような、シャンプーで言うとメリットのような香りがします。

アッサムからミャンマー・タイ・ラオスあたりにかけてのヒマラヤ山系からマレー半島を南下して、インドネシア、ボルネオ、スラウェシ、果てはフィリピンや小スンダ列島あたりまでの広い範囲に自生する広域分布種だそうですが、この個体はどうもヒマラヤ山系の出身のようです。

暑がりさんで作り難くひねくれています。

ペタルとセパルがキリっとしつつも、全部のリップの先が巻いて「への字」になっているのもひねくれ具合を象徴しているようです。