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ホームページをご覧の皆様こんにちは
農場だよりです。
昨日紹介したスタンホペアの控えていた蕾が開きました(^^)
Stanhopea tigrina 'Akane' HCC/AJOS
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花持ちが2~3日しかないので、最初の花は終わってしまうかと思いましたが、梅雨寒で涼しいため後発も追いつきました。
こんなにたくさん揃って咲くと大迫力ですね!
今週末は気温が上がる予報なので、あっという間に終わってしまうでしょう。
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年にたった数日の開花のために力を蓄え、温室中に拡がるほどの強い香気を放つ20cm近い巨大な花を力強く咲かせる、なんともエネルギッシュな花です!
短期の開花にエネルギーを集約し、香り=芳香族化合物など揮発性物質の混合物を、彼方にまで届けと大量に振り撒くことで花粉媒介者の昆虫を集めることに心血を注ぐ、短期決戦の構えです。
香りは出さないものの、花の色や形で虫の視覚に訴えかけ、森の奥でひっそりと昆虫の訪れをひたすらに待ち続ける、超長花命のパフィオペディラムやコチョウランなどとは対照的です。
山中に拡がる大量の香り物質を発散する花を数日間咲かせるスタンホペアと、無香の花を省エネルギー的に3~6カ月にわたり咲かせ続けるコチョウラン、どちらが効率的なのかは人間の知るところではないですが、こうしたラン科植物の多様性を考えるにつけて魅力は増すばかりです。
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葉で受け止めた日光のエネルギーを使って爆発的に花を咲かせています。
根鉢には勝手に生えてきたCynorkis fastigiataやシノブがはびこっています。
自生地ではこのトゲトゲの根鉢にアリが住み着き共生していることが多いとか。
毎年この花が咲くたびにしげしげと眺めては蘭の生態に思いを馳せています(^^)
今日はヤフオクストアとウィークエンドオークションの出品日です。
皆様のご入札をお待ちしております。
それでは皆様また来週!
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