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農場だよりです。
すごい色のバルボフィラムが咲きました!
目を惹きつける美しい深紅の花弁を持ち、それでいて目を背けたくなるほどの悪臭を放つ、見る者を混乱の渦に陥れるような花です。
Bulbophyllum cruentum
ラテン語で"cruentus"=「血塗れ」「血色の」というおどろおどろしい意味の名を付けられています。
花色も悪臭も腐肉擬態と考えられています。
写真を撮るために目立つところに置いたところ、さっそく立派なハエがやってきていました。
シーソーのようにパタパタと動く可動式のリップは、普段はベロを突き出すように手前に倒れていますが、奥側にハエが乗ると重量バランスが崩れ、奥に倒れこみ乗っているハエを奥に押し込みます。
花の狙い通りに、運悪くリップとコラムに挟まれてしまったハエが抜け出そうと暴れると受粉がなされます。
挟まれたハエは力尽きて死んでしまうことが多いです。
今回はなんとか抜け出せたようです。
蘭の花の進化は本当に面白いですね(^^)
それでは皆様また明日!
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