ひねりのパフィオ

ホームページをご覧の皆様こんにちは。

農場だよりです。


今日はひねりのパフィオと題して、素晴らしいパーツを持っているのに正面から撮った写真ではうまく映らないひねりの効いたパフィオたちを紹介します。


エントリーナンバー1番

Paph. tigrinum


虎柄のドーサルとペタルが名前の由来です。


正面から見るとペタルがシャッキリと尖っているようですね。


しかし!実際はペタルの先端はこんなに丸くて、つややかなピンク色に彩られています!


ペタルにひねりが効いているばかりに正面からの写真写りがイマイチな感じです。


そして、この個体の個体名は'Pink Zebra'!

Pink Tigerではないのか...!

種名からくる先入観により確かにトラのようだ納得していたのは僕だけでありましたか...。


そして正面よりこの角度のほうがカッコイイと思うのは僕だけでしょうか!?


エントリーナンバー2番

Paph. hirsutissimum 'Wakeswood' AM/AOS


こちらも正面から撮ってもガイコツみたいでちょっとイマイチです。

花が終わりに近づき通常の三割増しといった感じでよくひねています。

しかし横から見るとこの通り。


花の終わりに近づいてなお、ふくよかで柔らかい微毛のあるペタル先端は、濃いピンク色からシルバーピンクのグラデーションが輝かんばかりです。


付け根のドレープとの形の対比も見る目を楽しませてくれます。

ひねりのパフィオエントリーナンバー3番

Paph. esquirolei ''Mj's'' BM/JOGA


こちらも正面から見るとただならぬトンガリ具合...!

黒々とした色と相まってとても良く刺さりそうなペタルです。

しかしこちらも斜め上から見れば印象はガラリと変わり、丸いペタルの先端が優しげです。


濃色ピンクのペタルが優しく光を反射してきらめいています(^^)


ペタルの付け根とドーサルの深い茶色がピンク色をよく引き立てています。



そして最後のエントリーはこちら。

Paph. hookerae 'Wide Petal'


ご覧の通り、つやつやのペタルが光を反射して、正面からだとイマイチ色もわかりにくいです。

富士山か八ヶ岳の稜線を彷彿とさせます。




iPhoneが頑張って結構上手に撮ってくれました!

ペタルの美しいピンク色がよく表現されています(^^)


実際に目で見るとこれくらい綺麗です。


フーケレーは毛が少なくドーサルも若々しい緑一色で爽やかですね。

ツヤツヤのペタルが魅力的です(^ω^)


hookeraeはもう一個体咲いているのですが、あんまりひねていないいい個体だったので載せません。


咲き加減や個体によってもひねりの効き具合は異なるようです。


いかがでしたか?

今日はリストや蘭展で株に付けるポップの写真では伝わりにくい、ひねりのパフィオの魅力を斜め上から紹介してみました!


立体的な造形は実際に肉眼で見るのが一番美しいですね。

いろんな角度から舐めるように見られるのは栽培者の特権でしょうか。


それでは今日はこの辺で失礼します。また明日!